Lycopodium(Lyc.)/日本風解説

ヒカゲノカヅラ科(植物)

 

「ライコポディウム」はスギコケから作られるものです。

 

そのテーマは「自信がない」です。

 

このタイプの人は自信はないのですが、能力はあることが多く、人に失敗を見られたりするのをとても嫌がります。

 

「ライコさん」はその自信のなさを隠そうとして「傲慢」になったり「横柄」な態度をとることもあります。その一方で元々能力がある故に努力家でもあります。その「自信のなさ」をカバーしようとしてとても頑張ることがあり、しばしば、社会的に成功者となることがあります。弁護士・経営者・大学教授など・・いわゆる「先生」

 

主な特徴は・・・

 

・ひどい自信のなさ。

・それを「傲慢さ」でカバーしようとする。

・責任を避ける。新しいことを引き受けるのが嫌。

・外面は良いが家では暴君。(内弁慶)

・決められない。責任をとることを避けたがる。

・寒がり。だが外気を好む。

・胃腸が悪い。特にガスが溜まりやすい。ゲップも多く出たりする。

・「右側」に多くの不調。

などです。

 

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こういった擬人化スタイルは非常に理解がしやすいですが、ある意味で、イメージングが大きすぎるのは大問題です。

どうしてこういった心理状態になるのか、何が背景にあるのか、核心は何か、その人の人生において何が問題となるのかハーネマンカレッジのアナ・デ・ショアの講義は緻密です。

特にこのレメディは使用方法に大きな注意点があり、リガを立ち上げたピエール・シュミットの書籍には、このレメディで死の淵に追いやられた患者の例が登場します。

 

またホメオパシー国際交流協会が翻訳したケントのマテリアメディカはこちらをクリック→クリック