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発達障害とホメオパシー

日本で発達障害の問題に対してホメオパシーが万能であるかのような声がきこえる。真っ赤な嘘であると断言したい。

発達の問題は、歴史が織りなしてきた地球環境汚染、人体汚染が集結したものであり、この深遠な問題をホメオパシーのレメディたった1粒で解消できるはずがないし、そうしてはならない。

それだけ発達障害の問題は根深い問題なのである。

 

ただ、ホメオパシーの概念は、そのまま発達障害の問題を理解する一助にはなる。

つまり、問題を一局面からだけ見るのではなく、全体として考察することがとても重要であるということだ。

間違った教育や、間違った家族関係・言葉つかい・食生活・生活習慣があればそれを取り除き、正しいものに置き換えること、その上でも問題が残るのであれば、それが「いつ以来」の問題なのか丁寧に考察して問題を取り除くこと、場合によってはレメディを用いることもあり得るということである。

 

現代社会において、「発達障害について解説する専門家」はいても、「発達障害改善の専門家」はおらず、どの立場の人もそれぞれが精一杯結果を出していくしかない。結果とは・・・かの精神科医・神田橋條治先生が著書の中で書かれている通り

「現生利益」

を患者に確実にもたらすことである。

 

「レメディ一粒で自閉症が完治しました!」

という見出しの記事は、日本では残念ながらクラシカル系の出身者に多いが、海外のクラシカルホメオパスは決してそのような事は述べていないことも追記しておく。

 

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患者力

何をするにしても受け身のままではいけない。黙っていれば、素晴らしい物が提供される、という考え方で「生」に関わって良いのは子どもだけである。

対価を払って何かを「受ける」立場になった時、私達は常に試される。本物の目を見ぬく目を持っているかどうか、正しい選択ができるかどうか…、そしてそれを見抜く心眼がなければ私達はかけがえのない「生きる時間」でその代償を払う事になる。

 

ホメオパシーを学習するにおいても、ホメオパシー診療を受けるにしても、当国際交流協会が期待しているのは「患者力」のある人である。患者力とは自分を顧みず、やみくもに批判するという力ではなく、常に問題の核心を見ようとする気持ち、自分の生活をきちんと見直し、生きるという事、死ぬという事を真剣に考えようとする気持ちである。

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太陽には太陽の輝きがあり、月には月の、そして星々には星々の明るさがある~ペスタロッチ~

ペスタロッチは1746年から1827年、スイスにいた教育者・教育学者で、孤児への教育を始め、あらゆる階層の人々への教育を普及させた人物である。

また家庭教育の重要性を示したペスタロッチが創設した学校は「まるで家庭の様」だったと言われている。

ホメオパシー教育において、当国際交流協会が目指す理念は、まさにペスタロッチが目指したものであると痛感する。 1人1人の生き様を尊重し、家庭医学の延長としてホメオパシーがあり、貧富の差による医療の機会均等を排除し、そして「太陽には太陽の輝きがあり、月には月の、そして星々には星々の明るさがある」というように全ての人の輝き尊重していける世界、しかしまた、人が生まれて育つ家庭を決して軽視する事のない地に足のついた世界、をこそ目指したい。

 

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北米にレメディを発注すると分かる事~ホメオパシーの健全な普及の影で行われている事~

北米にレメディの1M以上を発注して輸入する事はできない。(私が知り得る限り)

輸入がダメならと

「現地ショップまで取りに行くので発注したい」

と言うと

「プラクティショナーの処方がないとダメです」(カナダのショップは軒並みこの返事)

と返事が来る。

しかし一方でヨーロッパ方面へ注文すると、自分がプラクティショナーかどうかも確認されず、レメディを輸出してもらえる。

とても便利な反面、恐ろしい事だ。

レメディは決して濫用してはいけないが、ヨーロッパのレメディ販売窓口は広い。

一方限ったレメディを限った人にしか販売しないという倫理が、北米でのホメオパシーを後押ししてもいる。よく

「アメリカは保険の関係でホメオパシーが普及したに過ぎない」

という話を聴くが、それならカナダでのホメオパシーの普及はどう説明できるのか。

まずはきちんとしたホメオパシー教育があり、続いてレメディに対する倫理規定があり、それがホメオパシーの普及に一役買っているとは考えられないのだろうか。

レメディを濫用することは、ホメオパシーを衰退させる事になる、これは論理矛盾しているようだが、実はレメディが一体どういうものかを考える良い命題でもある。

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日本のホメオパシー関係者・ブロガーへのお願い

ホメオパシーを始めたサミュエル・ハーネマンはどんな医師よりも勤勉で研究熱心で患者思いの医師でした。そのハーネマンのホメオパシーはレメディを投与した瞬間から常に緊張感を伴う厳しい医療で、患者の治癒のみをひたすらに願うハーネマンは現在の救急救命医以上に追い込まれ、もがき続けていました。日本で見聞する学校広告、ブログとは全く異なります。

たった1人の命にも最大限の敬意を払ったのがサミュエル・ハーネマンです。

ですからハーネマンの哲学に従い、レメディを過剰に投与したり、相手の話をちょっと聞いてクライアントに会う事もなくレメディを投与したり、数行のレメディ紹介からレメディ摂取を促したり、ケガをしたからといってケガの内容の精査もしないで一辺倒のレメディを薦めたり…こんな危険なホメオパシーを行う事も、ブログで発信することも止めて下さい。

本当のホメオパシーはいわば医学部を出て救急救命医として日に何十人も患者をみている人が行い得る様な領域であったはずです。 どうかお願いです。これ以上いい加減なホメオパシーで多くの人の人生の軌道を狂わせるのは止めて下さい。

サミュエル・ハーネマンが遺したホメオパシーという名前を借りて、人々の人生を傷つける事だけはやめて下さい。

 

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