Argentum Nitricum(Arg-n.)/硝酸銀 日本風解説

硝酸銀

 

このレメディは硝酸銀から作られています。

銀というのは鏡を作る時の原料で、そこには何か「広がり」みたいなものがあります。想像をかきたてる何かというものが含まれている感じがしますね。

鏡の主な材料にもなっている銀ですから、何か通じるイメージもあることだと思います。

 

それからArg-n.に特徴的な恐怖は

「ビルを見上げて、そのビルが自分に倒れかかってくるんじゃないか」

「道角から何かが飛び出てくるんじゃないか」

というような突飛な妄想的なものです。

またArg-n.はアーティストによく使われるレメディで、歌手の声が突然でなくなった時などで考えます。

 

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日本の講義は「アーティストで声が出なければ皆Arg-n.」くらいの気持ちで受け止めざるを得ないほど断定的なものでした。けれど、ロジャー・モリソンやジョナサン・ショアの講義を受けるうちに、その考えがいかに浅はかが分かりました。

日本で他に教えられるキーワードといえば「甘い物が好き」というぐらいでしょうが、これだけでは各種ケースには全然対応できません。というか、危険な誤処方を誘導する説明です。ホメオパシーの古典を全て読破した本当のホメオパス・ナンシー・ヘリックの講義でホメオパシーを学びたい方は ホメオパシー国際交流協会サイトもご参考下さい。