以前アメリカ人と話していた時、オルガノンや慢性病論の理解は英語圏の人でも難解だと聞いた。それはハーネマンの理論があまりにも緻密で、またハーネマンの頭脳が常人のものとは違うからである。
このハーネマンの教えを理解するために、多くの勤勉なる医師たちが寝食を忘れ、金儲けを忘れ必死にホメオパシーと向き合ってきた。
日本人の私達が そのホメオパシーを「ぱっと聞いて」理解できるハズがない。
占星術も昨今は「動物占い」なるものが導入され、一般の人でも占いができるようにはなったが、実は占星術の核心をきちんと踏まえていない動物占いは危険なものでもある。同様、ホメオパシーも随分手軽になってきた感があるが、開祖のハーネマンの優秀さを考えると、一般の人が軽々しく流布できる領域のものでもない事は明らかである。
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